基礎工事は最も重要な工程ですが、石材店によって同じ敷地面積でありながら金額、施工方法に違いがあります。
数枚の写真ではありますが判断の材料にしていただければと思います。

ベースコンクリート、立上げコンクリートと分けベタ基礎での施工です。鉄筋はD-10、13を組み合わせ荷重がかかる箇所を補強し施工します。その後、型枠組立、コンクリート打設となります。コンクリートも締固め作業、平滑化など丁寧に施工いたします。

当社では基礎工事のお見積書を別でお出しします。設計通り施工されているか写真でご確認いただき、お客様が目に触れられない部分をオープンにすることで、安心して工事をお任せいただけるよう努めて参ります。

当社では土台となる石に錆びの出にくいステンレス棒（石の負担を軽減するため10mm）を取り付け、同時に基礎コンクリートに穴あけ加工をして据付しています。（ステンレスL金具を使用する場合もあります。）土台部分はエポキシ樹脂石材用接着剤。接合部分は耐震性石材用ボンドにて接着しています。

スペーサー、キャンバーで水平調整。目地部分はマスキングテープで養生を行い接合部と同様の耐震性石材用ボンドにて充填、仕上げます。こちらの耐震性石材用ボンドは弾性があるため外気に触れている目地部分も硬化しにくい仕様となっております。土台石の外側にも使用し水の侵入を防ぎます。白華現象を極力防ぐためモルタル使用は土台石の目地のみとしています。

石材施工の方法も基礎工事と同様にそれぞれの石材店で違いがありますが、使用しているボンド、接着材等はあまり差異はないと思います。耐震性も大きな違いはなくその点では比較するのは難しいかもしれません。

施工方法に大きな違いがない中で比較対象を見つけるとするならば、湿気対策、水の対策、お掃除のしやすさが挙げられると思います。石材店による設計や墓地事情に左右されますがこれらを十分考慮してアドバイスが出来るよう心掛けています。